広島へゆく①|地震。心に残る旅

夕暮れの原爆ドーム。静かな空の色の中で、記憶と日常が交差する時間 心を満たす時間
夕暮れの原爆ドーム。静かな空の色の中で、記憶と日常が交差する時間

6日は津山線に乗車中、岡山付近で地震のアラートがあった。

岡山駅までは無事に着いたが、島根で起こった地震は山陰だから、
山陽は大丈夫だと思っていた。

けれど、10:40の新幹線どころか、10:26岡山発の新幹線も到着しない。
1月のホーム。寒さは思ったより厳しくはないが、
掲示板の「10分遅れ」が「20分」「30分」と切り替わっていく。

10:26岡山発の新幹線は11時に岡山駅に入ってきた。
無事、座席には座れたものの、なかなか発進しそうにない。

私はどうにかセブンイレブンで買ったコーヒーを
座席のテーブルに置き、自家製のチーズケーキとシフォンケーキを食べながら、
心を平常に戻そうとしていた。

何もわからない時間が続く。
「神戸―博多間で運転を見合わせています」から、
「岡山―広島間で見合わせています」へ。
いくつも放送が流れた。

昼前、「13時出発予定」とアナウンスがあり、
まだ1時間以上、ここにいるとわかった。

車内には海外の方も多く、一人旅の人もいる。
Google翻訳を使って、
「13時に出発予定です」
「トイレや買い物は交代で行きましょう」
そんなやりとりをした。

不思議と、車内は穏やかだった。
みんな、普通の日のように過ごしていた。

本来なら40分のはずの岡山―広島間は、
1時間以上かかり、14:05頃、広島に到着した。

広島に着いて

予定していたランチには行けなかったが、
疲れていたので、まずはホテルへ向かった。

正月の余韻を感じさせる、ホテルロビーの華やかな和の装飾。落ち着いた灯りが心を和ませる

正月の余韻が残る、美しい飾り。
それを眺めて、少し心が和んだ。

ホテルの部屋から見える広島の街並みと川。静かな午後の光に包まれた景色

部屋からは、広島城や街の名所が見えた。
コーヒーを淹れて少し休むと、
外を歩いてみようという気持ちになった。

大きな川が近くにあり、
上品で、美しい街だと感じた。

夕方の原爆ドーム

夕暮れ時の原爆ドーム。静かな空の色とともに佇む姿が印象的な時間帯

2025年12月、長崎で平和祈念像を見た。
そして2026年1月、広島で原爆ドームを見る。

長崎の平和祈念像。空に向かって腕を伸ばす姿が印象的な像

2ヶ月のうちに、
世界的な役割を持つ2つの都市を訪れることができた。

今回は、
記憶と日常。
鎮魂と賑わい。
祈りと生活。

そんなことを、いつも以上に感じる旅。

観光資源として消費されすぎることなく、
先人が築いてきた延長線上に、今がある街。

歴史的な景観と、現代の建築の共存。
先人への敬意を持った更新と進化に、心を打たれた。

地震による遅れ。
意図せず、心に深く沁みる一日を過ごした。

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