揃っていなくても、始めた。
スパイス料理を習ってから、
「忘れないうちに、もう一度作りたい」と思いました。
あまり材料の揃っていない、いつもの私のキッチン。
インドの食器も、スパイスボックスも、
チャイ用のやかんも、グレーダーもない。
準備が整うのを待つよりも、
レッスンで習った感覚を忘れてしまうほうが、もったいない気がしてしまう。
完璧じゃなくても、とりあえずやってみることにしました。

初日はコーヒーカップでライスを型抜きしました。
今ある器でどうすれば近づけるかを考えながらやってみると、
思ったより大きな緑豆の炊き込みライスになって笑えました。
少しプリンみたいですね。

2日目はガラスカップを使って型抜き。
少し詰め方が甘くて、広がってしまいましたが、
今回も「今のベター」でいきました。

近くで買えないスパイスも、ネットで手に入る時代。
ありがたいなあと感じます。
ただ、食器や道具はゆっくり調べてから揃えたいところです。

少しずつ、私なりのイメージがついてきた盛り付け。
別のお皿だとどうなるのか、試してみたり、
その時間もまた楽しい。

とにかく、おいしい。
盛り付けは楽しいけれど、21cmのプレートだと少しお子様ランチ風。
だんだん、この辺りから盛り付けも早くなってきた感じです。

この辺りで本気でインドの食器を調べ始めました。
お値段も見た目もさまざま。
和の食器も同じですよね。
今回は、自分の基準になりそうなものを注文してみました。
届くのは、もう少し先。
食器が届けば上手になるわけではないけれど、
やっぱり気分は上がります。
そして、もう一つわかっていることがあります。
今がいちばん楽しい時期かもしれないということ。
慣れてくると、きっと楽になります。
でも、この初心者のワクワクと少しの不安は今だけ。
台所で試行錯誤しているこの時間は、
たぶん、とても美しい。

1年後の私へ。
材料もスパイスも食器も揃っていなかったけれど、
それでも台所で楽しそうに工夫していたことを、
どうか忘れないでいてほしい。
上手になることよりも、
夢中になっていたこの時間を。


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