私の暮らしの変化は、
朝ごはんが始まりだったのだと、
改めて気づきました。
スパイス料理を練習するようになり、
味見がてら、夜ごはんをきちんと食べるようになっています。
今回は、緑豆の炊き込みライスにキーマカレー。
グリルチキンと、手作りのザワークラウト。
にんじんと紅キャベツのラペ、ゆで卵を添えた夕飯になりました。

非日常で習ったスパイス料理が、
少しずつ、私の日常に馴染んできている。
そんな実感がある中で、
ふと、違和感を覚えました。
夜、充分に食事をしているので、
あれほど大切にしていた朝ごはんへの気持ちが、
少し変わってきていることに気づいたのです。
けれど、不思議なことに、
美味しいと心から噛み締めながら、
ゆっくりいただく朝ごはんの充実した気分は、
全く変わっていません。


以前の私は、
朝ごはんの時間だけでも、癒されたい。
そんな気持ちで、暮らしていたのだと、
今になってわかりました。
今は、
どの時間にある自分も大切にできているから、
「朝ごはんだけでも」という気持ちが、
少しずつ和らいだのだと思います。
そうですね、この感覚。
今の私はもう、
朝ごはんだけに、こだわる自分ではないようなのです。
どんなに小さな不快なことでも、
積み重ねていくと、心は疲れてしまいます。
けれど、小さな、小さなしあわせを重ねていくと、
いつでも心地よい自分でいてよいのだと、
わかるようになっていました。
これが、心のブロックというものなのかもしれません。
私は、勝手に自分の癒される時間を、
朝ごはんの時だけに、決めていたようなのです。
46歳あたりから、
そんな思いを、ずっと持ち続けてきました。
そして52歳の今、
こんなことに気づく日が来るなんて。
朝ごはんの時だけでも、ちゃんとしたい。
朝ごはんの時だけでも、癒されたい。
ひとつのことを大切にすることもできなくて、
それでも変わりたくて、
朝ごはんだけでもと思い、
必死に大切にしていた自分を、
今日は、褒めてあげようと思います。
いつの間にか、
他のことも、大切にできるようになっていたのですから。
そんなことに気づけた、
夜のお料理の練習時間でした。

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