12月初旬にしては雪も積もり、いつもより少し早く冬の気配を感じています。
そんな寒い日、クリスマスの準備をしようと思い立ち、
パネトーネの材料を探しに老舗のお菓子材料店・半鐘屋さんへ向かいました。
クリスマス前だからか無塩バターはすべて売り切れ。
棚を眺めていると、ふと目に留まったのが素朴なコーングリッツでした。
── イングリッシュマフィン、焼こうかな。
バターやドライフルーツを買うつもりで来たのに、
気づけば手にしていたのはコーングリッツ1袋。
予定とは少し違うけれど、胸がふわっと軽くなりました。
■ セルクルの出番。イングリッシュマフィンを作る休日

以前、バンズ用に揃えたセルクル(直径8cm × 高さ4cm)が5つあります。
「これでイングリッシュマフィンも焼けるかもしれない」
そう思った瞬間から、休日の楽しみが静かに始まりました。

粉は250g。
このセルクルなら、1個あたり90g前後の生地がちょうどよさそう。
今回は、側面にもたっぷりコーングリッツをつけたかったので、
生地の表面に霧吹きで水をしっかり目にかけてまぶすと、
そこらじゅうが黄色の粒でキラキラになりました。

朝9時に作り始め、焼き上がったのは13時。
パン作りは時間がかかるけれど、そのぶんゆっくりする時間もたっぷりありました。
なんの気兼ねもなく、時々様子を見て、
タイミングが良さそうなら次の作業をする。
最近、疲れていたんだろうな。
こうして誰にも気を使わず、ただ生地の発酵を待つ時間にさえ、贅沢さを感じるなんて。


焼き上がったイングリッシュマフィンを木のトレイに並べると、
まるで小さなパン屋さんのようで、思わずうっとりしていました。

自分らしく生きているつもりでも、
ときどき無理に合わせてしまう日があるのでしょうね、無意識に。
50代になって、そんな心の揺れにも気づけるようになった気がします。
次回は、焼き上げたマフィンをくり抜いて作る
「エッグマフィン」の朝ごはんの記録を綴ります。
濃厚な卵とマヨネーズの酸味がふんわり溶け合う、とっておきの朝時間になりました。
どうぞ続きも楽しみにしていてくださいね🍳🌿



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