Amazonプライムで、久しぶりに映画「幸せのレシピ」を見返しました。
きっかけは、樺沢紫苑先生の本『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法』。
この本の中で「素晴らしい映画」として紹介されていて、改めて心惹かれたのです。
■ 映画「幸せのレシピ」を見返したきっかけ

以前にも「幸せのレシピ」は一度観たことがあり、そのときは “料理がテーマの恋愛映画” として、
ほっこりした気持ちで楽しみました。
けれど今回は少し違いました。樺沢先生の本にある「3つの幸福」という視点を知ってから観ると、
この映画がまるで 「心から幸せになるためのレシピ」 のように感じられたのです。
■ 樺沢先生の「3つの幸福」で見るケイトの変化
本の中では、幸福には順番があると書かれています。
- 土台になる「セロトニン的幸福」(心と体の健康・穏やかな時間)
- 人とのつながりから生まれる「オキシトシン的幸福」
- 成功や達成感による「ドーパミン的幸福」
主人公のケイトは、一流レストランのシェフとして成功を手にしていました。仕事での評価や完璧さ、まさにドーパミン的な幸福はたくさん持っていたはずなのに、心の奥底では満たされていませんでした。
姉の事故で、姪のゾーイを預かることになり、価値観の違う同僚ニックと出会い、ケイトの世界は少しずつ揺さぶられていきます。
仕事の成功だけでは得られなかった、人とのあたたかな関係(オキシトシン)や、自分らしく生きる感覚(セロトニン)が、少しずつケイトの中に満ちていく。その変化のプロセスを、今回はとても愛おしく感じました。
■ 心に残ったセラピストのひと言
私が一番印象に残ったのは、ケイトがセラピストと話すシーンです。
ケイトはこう言います。
「幸せのレシピブックがあればいいのに。どう生きればいいか教えてくれる本。」
それに対して、セラピストはこう答えます。
「どう生きればいいかは、君が一番よく知っている。
君が自分で作ったレシピがベストなんだよ。」
幸せは、人それぞれ。
誰かの正解ではなく、自分が「これが幸せ」と感じる生き方を、自分でレシピのように少しずつ作っていけばいいのだと、胸がじんわりしました。
■ 第2の人生で大事にしたい「セロトニン的なしあわせ」

私も50代になり、第2の人生を歩んでいます。
若いころは、がむしゃらに頑張って、目に見える成果や成功を追いかけていた時期もありました。
けれど今、いちばん心が満たされるのは、派手な「成功」の瞬間ではなく、穏やかな朝の散歩や、体がホッとするごはん、自然の景色に圧倒される時間だったりします。

先日訪れた、奈義の蛇淵の滝。生々しい自然の力に圧倒されつつも、同時に深く癒されました。
木々の間を抜ける風や、滝の音に身を任せていると、自分の中のざわざわしたものが静まっていくのを感じました。

那岐山の駅から眺めた景色も忘れられません。
遠くまで続く山並みと澄んだ空。
「今ここに生きている」という感覚が、ゆっくりと身体の中に戻ってくるようでした。
こうした時間こそが、樺沢先生のいうセロトニン的な幸福。
第2の人生では、ここを丁寧に満たしていきたいと感じています。
■ 私の夜ごはんの「幸せのレシピ」トマトソースパスタ
映画の中に出てくるパスタやティラミスにすっかり影響されて、ここ数日の夜ごはんはずっとパスタでした。もちろん、ケイトのような本格的なレストランの味にはかないませんが、私なりの「幸せのレシピ」があります。

◎ レンジで作る簡単トマトソース(1〜2人分)
- ホールトマト缶…1缶
- 塩麹…小さじ1
- 甘麹…小さじ1
- 完熟柿…2つ(皮と種を除いてざく切り)
- スライスニンニク…少々
- オリーブオイル…大さじ2
すべてを耐熱ボウルに入れて、電子レンジで加熱するだけ。
今回はトマト缶の具が多めだったので、様子を見ながら時々混ぜつつ、500Wで約17分加熱しました。

パスタは Barilla(バリラ) スパゲッティ No.4(1.6mm)。
たっぷりのお湯と塩で茹でていると、その湯気だけで「今日も一日よく頑張ったな」と思えてきます。

茹で上がったパスタをソースと和え、別でローストしておいたなすをトッピング。仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノをたっぷり。
トマトとオリーブオイルの香り。
パスタのつるりとした腰と、たまらない塩味。
チーズの香りが、後口をさらに贅沢で楽しいものにしてくれます。

仕事を終えて、トレーニングも済ませた体に、
この一皿がギュゥっと染み込んでいく感じに体も心も満たされていきました。
大きな成功ではないけれど、こうして一日の終わりに
「ふぅ、幸せだなぁ」と思える瞬間があることが、何よりのご褒美だと思います。
■ おわりに ー 私の「幸せのレシピ」は、これからも少しずつ変わっていく
映画「幸せのレシピ」と、樺沢先生の「3つの幸福」。
そして、奈義の自然や夜ごはんのパスタ。
それらは、一見バラバラのようでいて、今の私にとっては全部つながっている気がします。
がむしゃらにドーパミン的な成功だけを追い求めていた頃には見えていなかった、静かで穏やかな幸福。朝の散歩や、滝の音、温かいパスタ一皿に感じる、セロトニン的な満足感。
セラピストの言葉の通り、私の幸せのレシピは、誰かが用意してくれるものではなく、自分で少しずつ作っていくものなのだと思います。
50代の今、第2の人生のページをめくりながら、
これからも、自分らしい「幸せのレシピ」を更新していけたらいいなと感じています。


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