広島での時間を締めくくるのは、
観光でも、景色でもなく、料理教室です。
化学調味料については、
とても気をつける時期を経て、
今は神経質にならない程度に気をつけている、というところに落ち着いています。
たまには食べたい。
けれど、そもそもの食習慣が変わっているので、
ウィンナーやソーセージを買うことも、すっかりなくなっていました。
そんなとき、
発酵調味料の認定講師講座でご一緒した方が、
本格自家製ソーセージのレッスンをされていると知りました。
しかも、鶏肉を使ったレシピ。
今の私の食生活に、
こういうものが戻ってくると嬉しい。
そして、久しぶりにお会いしたい。
そう思って、すぐに予約をしました。
そして、私の新しい夢が叶いました。

材料は、鶏肉、塩、砂糖、ハーブ、水。
塩漬けされた羊腸を丁寧に塩抜きし、
絞り袋を使って詰めていきます。
作ったソーセージは持ち帰りになります。
先生手作りのロールパンに挟まれた
ホットドッグ風の軽食もいただきました。
パンも、ソーセージも、教室の空気も、
すべてが心地よくて、
「ああ、来てよかった」と素直に思えた時間。
フィットネスの大会を目指していた頃、
今思えば、夢のようなことに集中していた日々でした。
ずっとその世界にいたい気もしていたのですが、
料理と読書と、暮らしを味わう私に、
私は戻っているのだと、しみじみ感じた広島での料理教室体験。
でも、以前の自分とも違う気がしています。
素朴に憧れる自分は、もういないのだから。
夕方には家に着き、
その日のうちに、ソーセージをこんがり焼きました。


ポトフを作ることにしたのです。
好きなことは、
疲れていても、したくなるもの。
誰かに頼まれたわけでもなく、
評価されるためでもなく、
ただ、作りたかった。

私は、私に戻ったのだと、
その夜、静かにわかりました。




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