❄️2話 翌朝。寒いキッチンから始まる
積雪の朝。
ブランパンは前日に冷凍庫から冷凍庫に移していたので
朝は取り出して適当にカットしました。
白湯にゆずの果汁とはちみつを少し入れたホットドリンクを飲みながら
鉄のフライパンを使ってトーストします。


ココナッツオイルと岩塩を温めたところにパンを入れると
ジュゥゥ
と、音がしました。
朝の冷たい空気のなかで立ちのぼる香りに私は深呼吸をしました。
凍える朝でも、台所に立つと少しずつ整っていく
今朝の寒さはあらゆるものを冷やしていましたが
古材で作った木製のテーブルはこういう日でも優しい温もりを残しています。
半熟ゆで卵を作り、ベビーリーフと一緒にプレートにのせていきました。
そして、作り置きのポテトグラタンとにんじんとツナと卵炒めも添えて、朝のワンプレートが徐々に整っていきます。

温め直したポテトグラタン。今朝もうなるおいしさ
温め直したポテトグラタンを、熱々にのうちにブランパンの上にのせました。
いただきます
ポテトグラタンはマッシュポテトのようにとろりととけて
ブランパンの香ばしさと塩気がかさなりました。
……唸ってしまうおいしさ。
じゃがいものやさしい甘み、生クリームのまろやかさ。
ほくほくした最高の朝ごはん。
今朝も体の芯まで温まっていく感じがします。
ホットカフェオレをごくりと飲んで
ほぅ
冬の寒さと栗原はるみさんの考え抜かれたレシピ。
20年前のレシピとはいえ、本当に尊敬してしまいます。
第2話まとめ
私にとって料理は「大きな挑戦」ではなくて、
いまの体調でも無理なく続けられる、小さな前進の積み重ね。
『わたしの味』の中には70以上のレシピがあるけれど、まだ3つめ。
でも、このゆっくりとしたペースが今の私にはちょうどいい。
台所に立つと、体も心も少しずつ整っていく——。
そんな感覚を抱きながら、次はどんなおいしさに出会えるのかと、
今日も本をめくっています。






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