わたしの味、14皿目。冬の台所で作るぶり大根

冬の台所で丁寧に煮た、べっこう色のぶり大根 わたしの味
栗原はるみさん「わたしの味」ぶり大根を作る
レシピ数が小さなものも含めたら、90種類くらいありそうだなぁ。
そんなことを思いながら、「わたしの味」のページをめくります。

ぶり大根で14種類目。
私の横には、葉っぱ付きの大きな大根があります。

葉付き大根とぶり、冬の台所に並んだ材料たち
念願のぶり大根に挑戦する、冬の午後。

いつもなら、すべての材料を入れてホットクックにお任せ。
でも今日は、大根を米のとぎ汁で下茹でし、
ぶりの霜降りも、きちんとします。

米のとぎ汁で下茹でする大根の白さ

とぎ汁の白と、大根の白。冬を感じる白さ。

とぎ汁で大根の下茹でなんて、何年ぶりだろう。

大根の白さと、とぎ汁の白さ。
冬を感じる、やさしい白。

しだいに透明になっていく大根を眺めながら、
私は、うっとりしていました。

栗原はるみさんのぶり大根は、
大根がべっこう色で、煮汁が多めなタイプ。

味醂は三重の美醂、
お酒は辻酒造の御膳酒を使いました。

べっこう色に煮えたぶり大根

煮汁を含んだ、大根の色が美しい。

一つひとつの作業が、愛おしい。
そんな自分に、少しだけ苦笑い。

あれほど「いかに早く作るか」ばかり気にして、
料理も片付けも、作業にしていた頃の自分が思い出されました。

もったいなかったな、と思う今の私。

味見の一皿。
本当は、味が染みるまで置いておくのですが
今日はお皿によそって、柚子をあしらいました。

柚子を添えたぶり大根の味見皿

洗練された、静かな味。

洗練された味。
丁寧に作ると、家庭料理も雑味がなくなるのだと、あらためて思います。

これは、丁寧にいただこう。


翌日の朝。
鍋で米を炊き、
いつもの手作り味噌で作る、えのきの味噌汁。

炊きたてごはんと味噌汁、ぶり大根の朝食

ぶり大根と梅干し、静かな朝ごはん。

ぶり大根と、梅干し。
べっこう色に煮えた大根を、炊き立てごはんにのせて、ほおばる朝。

べっこう色のぶり大根を炊き立てご飯にのせていただく朝ごはん
べっこう色のぶり大根を炊き立てご飯にのせていただく朝ごはん

我ながら、上手にできたなと思っているうちに、
具材は、きれいになくなりました。

それでも、鍋には
捨てるには惜しいほどの煮汁が残っています。

調べてみると、炊き込みご飯に使えるらしく、
私も作ってみることにしました。

ぶり大根の煮汁で炊く炊き込みご飯
煮汁を、最後まで味わう。

2合の米に、きのこをのせ、
煮汁を2.5カップ入れて炊飯。

炊き上がった炊き込みご飯
上品で、どこかちまきのような味わい。

いりごまと、刻んだ柚子の皮を混ぜて、
おにぎりにして、お弁当にしました。

冬の料理は、美しくて、あたたまるものが多いです。

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