🌿 寒い冬にほっとする、栗原はるみさんのポテトグラタン じゃがいも3つの小さな挑戦

栗原はるみさんのレシピ:ポテトグラタン わたしの味
栗原はるみさんのレシピ:ポテトグラタン

🍲 第1話|寒い夜に、じゃがいも3つと向き合う贅沢時間

寒い日が続く12月。じゃがいも3つの小さな挑戦

12月。朝も夜も冷たくて、指先がかじかむような日が続きます。

ボディメイクを始めてから7年目になりますが、生クリームやクリームチーズを買う機会がぐっと減りました。そんな私が寒い夜に選んだのは、栗原はるみさんのレシピ本『わたしの味』に載っている「ポテトグラタン」

このレシピ本が発行されたのは2005年10月。
その頃の私は、小麦や乳製品、物価のことなど、今ほど意識せずにいたなぁと思います。

20年前の料理を、2025年の私がつくる。

体調のゆらぎや、価値観の変化。
それらは私の「第2の人生が始まった合図」でした。
今の私は、無理なく楽しめる小さな挑戦を暮らしの中に少しずつ取り入れています。

映画『ジュリー&ジュリア』に背中を押されて注文した、新しいレシピ本はまだ届かず。
今夜も、「わたしの味」から選んだ一皿に、そっと気持ちを込めてみることにしました。

背中を押されて始めた#1のお話はこちら🔻


材料は、じゃがいも・生クリーム・塩胡椒だけ

ポテトグラタンの材料一式
じゃがいも3つと、小さめサイズの生クリーム。

ゆめマートで見つけた、小さめサイズの生クリーム。レシピ通り200mLだと身体には少し重い気がして、今回は半量の100mLで作ることにしました。

仕事帰りの寒い夜道を歩きながら、
「この量なら、今の私にちょうどいいな」と、ほっとする気持ちがじんわり広がります。

このポテトグラタンの材料は何度レシピを読んでも「じゃがいも・生クリーム・塩胡椒」だけ。

栗原家ではステーキの付け合わせとして登場するサブメニューのようですが、この日の私は、このポテトグラタンを主役にするつもりでキッチンに立ちました。

仕事を終え、ジムで有酸素運動をしてから帰宅。
夕食を作って、お風呂に入って、読書をして眠る。
更年期の今、夜時間のリズムは私にとってとても大切な「健康の土台」になっています。


じゃがいも3つを洗うだけで、整っていく夜

皮をむく前のじゃがいも
部屋の明かりと、じゃがいも3つ。ここから夜の支度が始まります。

部屋の明かりをつけて、買い物袋やジム帰りの荷物を片付けたら、エプロンをつけてじゃがいもを流しに持ってきました。

今回は3つのじゃがいも。たわしで丁寧に洗い、皮をむき、薄くスライスして水にさらします。
そのあと、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取る。

水気をしっかり切ったじゃがいも
「水気をよく切る」──小さなひと手間が、味に響く。

栗原はるみさんの料理を作るようになって、私が忙しさを理由に雑に扱っていた「小さな手間ほど、味に大きく影響する」感覚を思い知らされるようになりました。

いつもより丁寧に水気を拭き取る。
この作業には心が整っていくような感覚がありました。


レンジで下ごしらえをして、生クリームを注ぐ

耐熱皿にキッチンペーパーを敷いて、じゃがいもを並べ、電子レンジで加熱します。
20年前のレシピと、今の電子レンジのW数はきっと違うので、様子を見ながら少しずつ。

少し透明感が出てきたところで、あとはペーパーで包んで余熱に任せておきました。

じゃがいもをむらしている様子
じゃがいもをむらしている様子

加熱している間に、生クリームに塩と胡椒を加えてよく混ぜておきます。

生クリームと塩胡椒を混ぜて準備します
生クリームと塩胡椒を混ぜて準備します

少し味見をして、塩加減はここで大まかな調整をしました。

焼く前のポテトグラタン
じゃがいもと生クリームだけなのに、美しく見えてくる瞬間。

準備した味付け生クリームを、じゃがいも全体に静かに流し入れて、オーブンへ。


モスバーガーのポテトみたいな香りに、感動してしまう

焼き上がったポテトグラタン
じゃがいもと生クリームだけで、こんな香りになるなんて。

焼き時間は20分〜30分。
出来上がりまでまだ時間はあるのに、
漂う香りに、思わずオーブンに近寄ってしまいます。

じゃがいも × 生クリーム × 塩胡椒。
たったこれだけなのに、まるでモスバーガーのポテトがグッと上品になったような香りがオーブンから漂ってきたのです。ノンオイルなのに、です。


ぶどうパンにのせたら、言葉を失うおいしさでした

ぶどうパンのトーストの夕飯
ぶどうパンのトーストの夕飯

この日の夕飯は、ぶどうパンとサラダと、きのこのソテー。
栗原家のようにステーキといったメインはありませんが、
少しのごはんを、たっぷり味わって食べたい気分でした。

ぶどうパンにポテトグラタンをのせていただく
ぶどうパンにポテトグラタンをのせていただく

あつあつのポテトグラタンをぶどうパンにのせて、ひと口。

……

おいしすぎて、言葉を失いました。

じゃがいもに余計な粘りやくさみはなく、ほこほこで、甘みがしっかりと引き立っています。
北海道で食べたじゃがいものおいしさを思い出すような、満足感のある味。

生クリームの水分がオーブンの中でほどよく飛んで、
岩塩と胡椒とミルクがじゃがいもにじんわり染み込んでいて、
もう、本当においしいのです。

温かいルイボスティをごくりと飲んで、また一口。
おいしくて、もう一度レシピを読み直してから、もう一度味わう。

ポテトグラタンは簡単なレシピで、副菜のつもりで作り始めたのに、
「これは私も定番にしたいメニューだな」としみじみ感じました。

「この本は、いろいろ作ってみたほうがいいかもしれない。」
数日後には新しいレシピ本が届く予定なのに、そんなことを思ってしまうくらい
大満足の3つ目の挑戦となりました。


第1話まとめ|じゃがいも3つから始まる、小さな挑戦

じゃがいも3つと、生クリーム少し。
材料はとてもシンプルなのに、ていねいに向き合うだけで、
心まで満たされる一皿になるのだと実感しました。

「大きな挑戦」ではなくても、今の自分の体調や暮らしに合う、小さな一歩を続けていくこと。
それが、私にとっての第2の人生の楽しみ方なのかもしれません。

翌日の朝ごはんでは、このポテトグラタンを
ブランパンのワンプレートにのせて味わいました。
同じ料理でも、時間帯や組み合わせが変わると、また違うおいしさに出会えます。

コメント