ワッフルと私|子どもの頃から今まで、味の変遷

大阪万博:ヴェントゥラ愛さんの(カフェメニュー監修パティシエ)北欧風ワッフル 朝と暮らしを整える
大阪万博:ヴェントゥラ愛さんの(カフェメニュー監修パティシエ)北欧風ワッフル

子どもの頃に初めて出会った「ワッフル」は、
くらやさんのワッフルだった。

楕円のやわらかな生地に、ふんわり包まれたカスタードクリーム。
素朴で、やさしい味。
それが「ワッフル」のというものだと思っていた。

時が流れて、パン講師として働き始めた頃、
レッスンでブリュッセルタイプとリエージュタイプのワッフルを扱うようになった。

ちょうどマネケンのベルギーワッフルが街に広まっていた時代。
教室はいつも、焼きたての甘い香りで満ちていた。
よく焼いては、家族や友人に手土産として渡していた。

↓当時よく使っていたワッフルメーカーはビタントニオ

やがて筋トレを始め、
食に対する感覚が少しずつ変わっていく。

オートミールや米粉、ココナッツオイル、豆乳。
そんなアレンジが自然と日常に馴染んでいった。
「おいしい」と感じる場所が、静かにずれていくのがわかった。

そして今年。
「頑張らないカフェ」ROSEさんで、北欧風のハートワッフルに出会った。

ブラウンチーズ、サワークリーム、いちごジャム、ベーコン。
甘さと塩気が、ゆっくり調和していく。
こういう味の組み合わせがあるのか、と思った。

その後、ヴェントゥラ愛さんのレシピに出会い、
大阪万博の北欧パビリオンまで足を運んだ。

素朴なのに、香りに奥行きがある。
ブラウンチーズの深みが、静かに余韻を残した。
旅先で食べるものには、その場所の空気が宿ると思う。

最近、よく焼くのは「オートミールとお豆腐のワッフル」だ。

↓私が購入したハート型のワッフルメーカー

くらやさんのワッフル。
パン講師時代のベルギーワッフル。
ROSEさんの北欧ワッフル。
ヴェントゥラ愛さんのレシピ。

そのどれもが、今の私につながる線のように感じる。

ワッフルも、私自身も、静かに変わっていく。
その変化を受け入れられる今の自分になれてよかったと思う。

「あの頃の私」と「今の私」を結んでいるのは、
小麦でも砂糖でもなく、続けてきた時間なのかもしれない。

ワッフルを焼く音。
香ばしい匂い。
手に伝わるあたたかさ。

そのすべてが、今の朝をゆっくりと形づくっている。

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